句会 -披講と名乗り-

投稿者: | 2019年2月7日

こんにちは。「春夏秋冬コトはいく」のKOTOです。
先日、はじめて句会に参加しました。いろいろなお作法があり、戸惑うこともたくさんありました。中でも一番印象的だったのは、『披講と名乗り』です。今回は、その『披講と名乗り』について書きます。

披講と名乗りは晴れ舞台

ドキドキの披講

初めての選句

句会では、参加者各々が良いと思う句を決まった数だけ選んで、選句用紙に書きます。今回の選句では、8句選んで、さらにその中の1句を「秀句」としました。

KOTOは、選ぶのにとても苦心しました。

参加者の力作がたくさん並んだ句稿を一句一句じっくり読みたいのですが、調べなければわからない難しい言葉もあり、 読み返すだけで時間がかかりました。

また、いいなと思う句に印を付けていったら、15句くらいになってしまい、8句に絞るのが難しくて、さらに時間がかかる始末でした。
自分の感性で選べばいいのでしょうが、なんだか責任を感じて、それはそれは緊張しました。

こうしてKOTOが選句した8句が、あとで披講されるのですが、 そう考えるだけでもうドキドキです。

先輩方は静かに選句を進めていきます。そんなに時間がかからないようです。きっと、初心者とは違った目で選句されているのだろうと思います。

初めての披講

披講者が選句用紙を順に読み上げていきます。
100句近い句の中で、人気のある句やそうでない句があり、票がばらついたりと、さまざまです。

披講の最中、KOTOはこんなことが気になっていました。
・他の人はどんな句を選んでいるのだろう?楽しみだな
・私が良いと思った句の作者は誰だろう?
・8句に入れようか迷って入れなかった句、他の人の評価はどうだろう?
・選んだ句を他の人も選んでいるだろうか?
・秀句に選んだ句はどう評価されるだろうか?
・私が作った句を誰か気に入ってくれただろうか?

しーんとした雰囲気の中、
披講者が、選者の名前を読み、続けて選句の1句めを読み上げます。
すると、間を空けずすぐに、作者が名乗ります。
←作者は嬉しく晴れがましい気持ち

 こんな感じ
披講者:『山田太郎 選』、『5番 古池や〇〇〇〇(←俳句)』
選ばれた句の作者:『花子』 ←名乗る

 この繰り返しです。
※句会によって、名字で名乗る場合もあります。この句会は全員が下の名前で名乗ります。だから、普段も年齢や性別にとらわれず自然に、下の名前で呼び合うことになります。

句が誰かに選ばれて披講され、それが自分の句だと名乗りをあげる『披講と名乗り』は、作者にとって晴れ舞台です。でも、慣れるまで何だか少し気恥ずかしいです。笑

披講されて作者が名乗る瞬間、会場全体が「おお~」とか「ああ~」とか「はあ~」とか言葉にならない空気で満ちているようでした。

言葉にならないこんな感じの空気
・この選者はこの句を選んだんだ~
・この句の作者はこの人だったんだ~
・この句私も選んだ句だ~
・この句私は選ばなかったな~
・この句すごくいいなあ~
・この句の意味がよくわからなかったな~
・あ、私の句選ばれて嬉しいっ!

披講中にこんなこともしています。↓↓
・各自の句稿に、選句された句の下欄へ、選者の名前と作者の名前を書き込んでいく
・各選者の秀句がわかるように秀句の選者名を丸で囲む

披講はテンポよく進んでいくので、結構忙しいです。
テンポに遅れまい、聞き漏らすまいとドキドキしました。

最後に講師の選句の披講

並選、入選、特選の順に披講され、名乗ります。
特選に向かって、会場全体のドキドキがピークに達します。

特選の披講後、皆で拍手をして披講は終了しました。その後、講師の講評がありました。

KOTOの学び

☆他の人が作った俳句を鑑賞するのはとても楽しい
☆同じ俳句でも読む人によって解釈がさまざま⇒受け手が自由に解釈してよい

感想

ドキドキでしたけど、句会は学びの宝庫だ!と思いました。

他の人の句を一時にあんなにたくさん読んだことはありません。時間内に選句しようと、一句一句に集中しました。良いと思った句には、共感したり、驚いたり、感心したり、ほっこりしたりして、愛着もわきました。他の人に選句されると私まで嬉しくなったりして。

また、自分が選句したのと同じ句稿の、他の人の選句を知ることや講師の選句とその講評を聴くことのすべてが、句のとらえ方や作り方の勉強になります。そして、句会は今後の励みにもなります。披講と名乗りは晴れ舞台ですから。

機会があればぜひ、句会に参加されるといいと思います。初心者なので、自分の句は選ばれないかもしれませんが、それでもやはり句会は楽しいと思います。
選ばれるかもしれませんしね!!

Pocket