降る雪に学ぶ

投稿者: | 2019年2月11日

こんにちは。「春夏秋冬コトはいく」のKOTOです。
「俳句の世界の季節」と「実際の暮らし」の違いに戸惑うことはありませんか?
以前私が少し戸惑った「俳句の季節」と「実際の天気」について、振り返ります。

二月の雪の日に

「二月」は春の季語ですが、実際の2月は雪がちらつく日もあってまだまだ寒いですよね。

私は月に2回、俳句教室へ通っています。毎回の宿題として、俳句教室当日に合った「季節の俳句」を5句作って持って行くことになっています。

季節の俳句って?

俳句教室の宿題をなんとか4句まで作りましたが、5句目がなかなかできません。そんな2月のある日、私は5句目を考えていました。なんだか冷えるなあと思って窓の外を見ると、雪がちらついています。そこで、雪の句がひらめきました!

5句できたので、歳時記で季語の確認をしました。句に使った季語は次の5つ。

1.菫(すみれ)
2.梅日和
3.蕗の薹(ふきのとう)
4.春夕焼(はるゆやけ)
5.雪

5句目がやっとできた!と思ったのも束の間。当たり前ですけど、「5.雪」は冬の季語です~。
(1~4は春の季語)

次の俳句教室は2月の中旬にあります。立春を過ぎていますから「季節の俳句」というと、春の季語を用いた春の俳句です。
あ~「5.雪」 の句は持って行けませんね。涙

「二月」のある日、実際に目にした雪が降る光景ですが、「雪」という季語を用いると冬の俳句になります。もし、俳句教室の宿題が「季節の俳句」ではなく、「最近作った5句、季節は問わない」というのであれば、この「雪」の句を提出できますが、「季節の俳句」なので、諦めてもう1句考えるしかありません。

季語「雪」について

<降る雪に関する季語>
小雪、粉雪、細雪(ささめゆき)、大雪、新雪、六花(むつのはな)、初雪、吹雪
ほか・・・
※降る雪に関する季語のほとんどは冬の季語ですが、「春の雪」とすれば春の季語です。

もしお手元に歳時記があれば、ぜひ調べてみてくださいね。

<「雪」のつく春の季語>
雪の果(ゆきのはて)、名残雪(なごりゆき)、雪解(ゆきどけ)、雪代(ゆきしろ)、雪崩(なだれ)、雪間、斑雪(はだれ)、残る雪
ほか・・・
※降る雪ではなく、残っている雪の様子を表す季語がほとんどです。

KOTOの学び

☆春の季語に雪の字がついたものもあるが、残雪や解けかけた雪を表す季語がほとんど
☆もし、春に降る雪を詠みたいのなら、「春の雪」という季語がある
☆俳句教室や句会などで、予め決められた題やテーマがあるときは、それに沿って俳句を作る

感想

春の俳句を詠みたくて、暦の上で春になったある日の実際の天気を詠んだKOTOでしたが、冬の俳句になってしまいました。
今思えば当たり前のことですが、その時のKOTOは「ん?」と少し戸惑って、調べて、納得したのでした。いや~勉強になりましたです、はい。

立春、立夏、立秋、立冬の前後で俳句の季節が変わります。 他の季節でも今回と同様のことが起きうると思いますが、これからはもう、戸惑うことなく俳句を作ってゆけそうです。

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