初めての俳句教室(1)

投稿者: | 2019年2月6日

こんにちは。「春夏秋冬コトはいく」のKOTOです。
いよいよ初めて俳句教室へ行く日がやってきました。初心者OK、月2回、土曜日午前の講座です。
申し込んだ時に、受付のお姉さんから「何でもいいので5句作って持ってきてください」と言われました。

俳句教室へ行く前の準備

「5句作らねば」と、1週間くらい毎晩考えました。俳句を5句も作るのは生まれて初めてです。生みの苦しみを味わいました。

その時の私がどうやって俳句を作ろうとしていたか?というと
・メモ用紙、ボールペン、ノート、スマホを準備
・夜、室内の目の前にある物をじっと見て、思い浮かぶ言葉をメモする
・嬉しい、きれいと感じたその日の出来事を短い言葉にしてメモする
⇒その中からテーマを決めて、イメージを5/7/5の17音に収めていく

季語や自信のない言葉はスマホで検索しました。
・季語を入れる
・5/7/5の17音で作る
この2点だけ、気をつけました。

この方法で前日までに何とか4句作り、当日の朝、ようやく5句めをノートに書き留めて、教室へ向かいました。

俳句教室初日の体験(1) -句会:出句~清記-

さあ、俳句教室のスタートです。

受付のお姉さんに案内されて、開始時間の10分前くらいに教室へ着きました。長机が「口」の形に並べてあり、10数名ほどの教室の皆さんは、1つの長机に1人か2人ずつ着席して静かに何かを書いています。
(↑これは短冊に自分の句を書いているところでした)
私は促されるまま空いている席に座りました。

俳句教室によって、座学形式や句会形式など、いろいろやり方があるようです。私の通う教室は句会形式です。「句会の手順」はだいたい決っていますが、細かなことは句会によって少しずつ異なるようです。

隣の席のお姉さまに小さな声であいさつし、どうしたらよいかを尋ねました。

この日体験した順に説明していきます。
 (各用紙はあらかじめ机に用意されていました)

講座の開始前に作ってきた5句を『出句』

1)短冊5枚それぞれに、自分が家で作ってきた句を1句ずつ書く
2)短冊に書き終えたら、書面が見えないように伏せて所定の場所へ提出する
 (所定の長机に伏せて出しました)
・短冊は無記名で、俳句だけを書く
・短冊の字は、丁寧に誰が見ても読みやすい楷書で書く

※『出句』と似た『投句』という言葉があります。投句は俳句を投稿することです。投句箱やポストに投函するイメージでしょうか。出句と投句は、句会によって少しずつ使い方が異なるようです。

講師の先生が到着し講座開始

1)KOTO自己紹介、講座の皆さんからも簡単に自己紹介 (緊張しました)
2)講師の先生から時候などのお話、今日の席題の説明
3)席題で2句その場で作る
 (その場で作ると聞いて、頭の中が真っ白に・・・)
 
『席題』とは、句会の席上で出される題です。
考える時間は、5分かせいぜい10分ほどでした。教室の皆さんが次々と短冊に書いて提出し、本当に焦りました。

『席題』2句を『出句』

1)短冊2枚それぞれに、各自で今作ったばかりの2句を1句ずつ書く
 (あとは、家で作ってきた5句と同様に所定の場所へ提出する)

『清記』

集められた全員の短冊を裏向きのままシャッフルして、参加者へ分配し、参加者は配られた短冊に書かれた俳句を清記用紙に書き写します。こうすることで、筆跡から作者がわかる、ということがなくなります。
※清記の方法も句会によって少しずつ異なります

1)全員が短冊に自分の句を書いて提出したら、当番の人が短冊を裏向きのままシャッフル
2)短冊を裏向きのまま、参加者へ分配
 (1人当たりほぼ同じ枚数になるように)
3)参加者は、各自分配された短冊を表向きにし、机に配布された『清記用紙』の記入欄に1句ずつ間違えないよう丁寧に書き写す
 (俳句は17音しかないため、もし短冊から1字でも書き間違えたら、作者が考えて作った俳句とは違ってしまうので慎重に)

4)清記したら、各自が清記用紙を所定の場所へ持って行き、用意されているA3の台紙に貼る
・A3の台紙には、清記用紙の大きさに合わせて縦に罫線が引いてある
・罫線の頭の部分には、1から順に数字が印字されている
・罫線に沿って清記用紙を貼ってゆくと、すべての句がナンバリングされる
5)すべての清記用紙を貼ったA3の台紙(数枚になる)を人数分コピーする

※『清記用紙』は、15cm四方ほどの紙で10句くらいの記入欄がありました。
 (句会の参加人数と出句数によって1人当たりの清記数が異なります)
 私はこの日、7句を清記しました。

ここまでの感想

句会に参加したことがないので、ついてゆくのに精一杯でした。パソコンやネット通信など便利なツールがある現代に、手書きで書いたり、はさみで切って糊で貼ったり、どうしてこんな方法なんだろう?と最初は不思議に思いました。けれど、体験していくうち早い段階で、パソコンに慣れた自分の日本語力の乏しさを痛感し、同時に俳句教室の諸先輩方が使う日本語の豊かさや美しさにワクワクしました。

ツールを使って簡便な方法にする必要があるときには、いつでもそうすればよいと思います。実際、インターネットを用いて俳句を投稿するサイトや、あらかじめメールで出句してもよい句会もあります。

けれど、私にとって、日本語を手書きするという行為そのものが、必要なんだと思いました。普段、手書きする機会が少なくなっているからです。そして、手書きをした言葉を読んだり、調べたりすることがとても楽しいと感じました。 

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